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質問が上手になるだけですべての問題が回避できる


占い師の必要なスキルっていったいなんだと思いますか?

ざっくり言うと…

1、質問する力
2、認識する力
3、伝達する力

この3つが主たる技法です。

 そして大事なのが、一貫して同じセリフを言うこと。食い違いがあったら、不信感を持たれるからです。噛み合ないような、つじつまが合わないような意見は、信憑性を失ってしまいますよね。そのために重要なのが、しっかり認識すること。

 認識するためには、かならず『確認する』ことです。相談者の言葉をそのまま鵜呑みにしないで、ちゃんと真意を理解するために分かるまで確認するのです。

なにを分かればいいのか…

 それは相談者の《本心を》です。えてして人は嘘をついてしまいます。嘘をつく、というのはちょっと語弊がありますね。本心を語るまでには、いくつかの段階を経るのです。いきなり誰も本心なんて語りません。ふつう人は警戒しています。ですから占い師は、まず警戒心を解くことからはじめるのです。

 フランスの哲学者ヴォルテールはこう言いました。「答えではなく、むしろ問いによって人を判断すべきである」もし、あなたが仕事や恋愛など人間関係などでつまずいていたら、【適切な質問をしていない】ことが原因かもしれません。

 占い師だけでなく、仕事や恋愛をする人は、質問が上手になるだけですべての問題が回避できるのです。質問が下手だと、自分の行動を決めるためのフィードバックが得られないのです。聞きたいことが、聞けない。それは、とても大きなもどかしさを生み出します。見当違いの情報を得てしまう、ということが起きてしまうのです。つまり、有能な占い師は『質問力』に長けているのです。ですから、上手な質問をするコツをぼくは伝授しているわけです。まず、質問をする前に、考えておくべきことがあります。

「欲しいものは何なのか?」

これを理解するのです。質問をするときに、「何が欲しいのか」を理解している必要があります。相手が欲しいのはデータであって意見ではないのかもしれません。「アイデアや助言など必要なくただ事実だけを知りたい」と、相手が思っているのに、それを認識していないだけで混乱してしまいます。

 しかし意見が欲しい時もあるでしょう。例えば、「彼の行動をどう思いますか?」という質問かもしれません。また時には、筋の通った意見や助言が欲しいときもあります。「渋谷から原宿に行くは、どういうルートがありますか?」といった質問です。知りたい答えを知るには、その情報を持っている回答者に聞くのです。

事実や正しい答えが必要なのか?
筋の通った判断が必要なのか?
専門家の意見が必要なのか?

 これを、しっかり判断するために。もちろん質問するときは、適切な文脈を考えねばなりません。ぼくは生徒さんたちに、こうした基本的なことを、最初の段階で教えています。意外と、これ知らない人が多いんですよ。