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あなたが成長し、稼げる占い師になれるかどうか、それは習う先生で決まります

 占いを学ぶとき、先生選びがとても大切です。あなたが成長し、稼げる占い師になれるかどうか、それは習う先生で決まります。あなたにとって「いい先生」ってどんな先生ですか?あなたはどんな先生になりたいですか?ビシッと叱れる厳しい先生でしょうか?でも、優しくて自由にさせてくれる先生が好きかも。この問いに対してぼくは明確な答えを導き出してみました。

 厳しい先生と優しい先生、どちらに習いたいですか?そう言われると、おおくのひとが「優しい先生」と答える人が多いかもしれませんね。では、厳しい先生と優しい先生、どちらがあなたの人生に役に立つと思いますか?これは、一概には言えませんよね。厳しい先生は厳しい先生なりに、優しい先生は優しい先生なりに、なにかしらあなたの役に立ちます。大事なことは、厳しいからといってその厳しい先生から安易に逃げてはいけない、ということです。

 厳しい先生が、どうして厳しいかというと、今のあなたには見えない、あなたの未来が見えているからです。そして、今のままのあなたでは、この世界で通用しないということをあなた以上に分かっているからです。だから、厳しい社会に出ても、知識やスキルが通用して、周囲から信頼を得られるよう、今のうちにしっかり教育しようとする。だから、厳しくなるのです。あなたの未来のためなら進んで悪者にもなるのです。厳しい先生というのは、深い優しさがあるのです。

 大人の社会に出たら、あなたを厳しく教育してくれるひとはほとんどいなくなります。なぜなら、厳しく教育するのって大変で面倒だからです。ちなみに会社で怒ってばかりいる怖い上司や先輩がいますが、あれは理由が違います。会社の先輩は自分の仕事で手一杯で、後輩の教育なんてしたくない。なのに新人は、仕事ができないし、足をひっぱってくる。だから、腹が立って怒るのです。

 厳しく教育するよりも代わりに優秀な人を採用するのが会社です。厳しい先生から逃げて、優しい先生にだけついていたら、甘えてしまいますよね。その結果、あなたは理由もわからないまま職を失い、生活に行き詰ってしまうのです。そう、それが地獄の人生です。だから、厳しい先生に出会ったら、心の底から感謝しましょう。なぜなら、厳しい先生というのは欠点を教えてくれるからです。それは、治せる欠点だから教えてくれるわけです。「あぁ、こいつはダメだ、まったく見込みがない」と思われたら放置です。だからこそ、厳しい先生の言うことを素直に聞いて、実行するのです。

 ぼくは少年期、剣道を習っていました。小学4年から中学2年まで、約5年間でしたが、とても厳しい先生に稽古をつけていただきました。そのおかげで強くなり、段持ちにもなれました。逆に、家庭教師の先生は、とてもやさしいお兄さんでした。ですから、ぼくは学校の勉強ができなかった。やさしい先生は、生徒のペースに合わせて練習を進めてくれるため、ストレスを感じずに続けられるというメリットがあります。

 厳しい先生は練習の精度が上がりやすいというメリットがあります。ただし、叱られすぎて何度もくじけそうになります。そこで、ぼくは「いい先生とはどんな先生か」という問いの答えを探しました。そして答えが見えたのです。それは、『いい先生は民主的リーダーだ』ということです。民主的リーダーは、親切ですが毅然としていて、生徒が学ぶべきことを学ぶように動機づけをします。そして生徒が間違いをしたときには勇気づけをします。

 反対に、悪い教師とは独裁的な教師です。独裁教師は命令し、考えを押し付けますが、民主的リーダーは勧誘し、考えを売り込むのです。独裁教師は支配しますが、民主的リーダーは案内しようとします。独裁教師は批判をしますが、民主的リーダーは勇気づけをします。独裁教師は間違いを探しますが、民主的リーダーは達成を認めます。独裁教師は決めたことを生徒に告げますが、民主的リーダーは生徒と一緒に考えようとします。

 結論的にいうと、本当に優しいからこそ厳しく指導ができる、これが理想の先生です。ぼくの生徒たちが、短期間で成長していくのは、こういった研究と実践を長く積み重ねた結果なのです。