今まで千人近くの人たちから「占い師を目指しています」という相談を受けました。その中には、ぼくの鑑定を受けてから、占い師を目指すようになった人もたくさんいます。占い師になるには、美容師や鍼灸師のような難しい資格はいりません。「私は占い師です」と名乗ってしまえば、その日からあなたも占い師です。ですから「プロになる」のは、まったく難しくありません。しかし、「プロであり続ける」ことはとても至難の業なのです。
まずは占いを基礎から勉強することです。学校やセミナーに通う前にまずは独学でやってみて、いずれ師匠に付いて基礎から学ぶことです。今の時代、格安のWeb講座とかYoutubeなどの動画で学ぶこともできます。
かつての街中の易者のように、小さい机を広げる時代ではありません。自分のHPを作って、お客さんを募集するも良し。占いの館に所属し、対面鑑定に来るお客様を待つとか電話占いの会社に応募するという手もあります。
占い館や電話占いサイトには、オーディションがあります。対面鑑定や電話占いなどは、人事担当のオーディションを受け合格すればデビューできます。しかし、その選考基準を一般の人は誰も知らないはず。占いの実力はもちろんですが、話した時の「感じの良さ」が、合否のポイントになります。感じが良い人ならば、実際にお客様と対話をするうちに、占い技術も成長していくからです。
しかし反対に、占いができるだけでは不合格になります。話し方に冷たさを感じたり、頼りなさがあるようだと間違いなく落とされます。相手の話を聞く姿勢が乏しい人や、自分の話ばかりをしたがる人も受からないでしょう。かりに、そういう人を採用したとしても、あまり人気は出ませんね。もちろん長続きしないです。
占いの結果を淡々と語るだけでは、人気占い師にはなれません。お客さんが自信を持てるように、優しいなかにも熱い語りが必要なのです。占いの勉強も必要ですが、ただし最も必要なのは、思いやりと謙虚さ。これに尽きますね。
なぜなら占い師は、研究者でもなければ、評論家でもないからです。悩んでいる人の話を聞いて、親身になって考えて、解決の方向を見いだしてあげる。お客さんは、やや不安定な状態で、藁をも掴む気持ちで来店されます。ですからお客さんにとって、頼りになる存在でなければならないのです。たとえ占いの技術が未熟でも、お客さんのために貪欲に勉強する。その結果として、多くの人から信頼されるのです。
占い師はカウンセラーじゃないから話を聞くだけではダメです。しっかりと道筋を示す必要があります。意外かもしれませんが、カウンセラー経験者にかぎって占いで稼げない人が多いのです。
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