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シャイな人(はずかしがり)が意味もなく人を恐れる理由とは

 今日から3月ですね。じつは、個人的な話ですがぼくの誕生日月でもあるのです。ということで今年も、誕生日会をやることになりそうです。ぼくが生まれたのは1970年の3月26日。サニがロク、と覚えてください!ちょうどキリ良く70年で、昭和だと45年なので、すごく計算がしやすいから昔から便利で気に入っております。

 先日、「シャイで内気な性格を治したい」という相談がありました。緊張したりマイナス思考になったり、被害妄想してしまって人と交流するのが怖い。
「どうしたら気が弱く内気な性格を治せますか?」
「どうしたら人前で緊張しなくなりますか?」

 ぼくは二十年以上、こういった悩み相談を受け、たくさん改善してきました。緊張するのは「人にどう思われているか」という意識が強すぎるからです。人間の性格というのは、【本来の性質(本質)+家庭環境+学校教育】によって形成されています。シャイな性格の人は、他人から否定的に評価されることを恐れます。どうして恐れるのでしょうか?おそらく自分で自分を否定的に評価しているからです。「人から誉められたい」という心理的欲求が強いと、否定的に評価されることで心理的に不安定になるのです。

シャイ(はずかしがり屋)が、意味もなく人を恐れるのは
「他人が自分をどう思っているのか」
「自分は受け入れてもらえないのでは」
といったことを、ことさら気にしているからなのです。人に嫌われることを恐れるから、自分の感情をそのまま表現できないわけですね。

 『真実の自分』を隠そうとする限り、不安は続きます。だから、ぼくは問いかけます。「人から好意を失うのが、そんなに怖いんですか?」と。批判を恐れずにはっきり言いますね!シャイなひと、人見知りする、緊張体質、あがり症、こういうひとは、偽善的な精神が強い傾向にあります。「みんなから好かれたい」「いい人だと思われたい」。このマインドが強いと自分を裏切ってしまうのです。自分の本当の感情を裏切っているのです。そうして『体裁を取り繕う』わけです。それは虚偽であり欺瞞なので、自分でない自分になってしまいどちらが本当の自分なのか分からなくなる。だから自分に気まずくなって、シャイになるんです。 正直言って、偽善的な人間はめちゃめちゃダサいしかっこ悪いです。

 本番に弱いひとほど、普段は強がっているものです。シャイな人は、他人から拒否されることを極端に恐れているのです。他人からの拒否を恐れるから遠慮するわけです。遠慮することで、拒否されることから逃げているわけです。自分自身が『真実の自分』を拒否しているのですから、他人から自分を拒否するように感じてしまうのも無理ありません。

 「甘えたい」という感情を抑圧すると、同時に攻撃性も抑圧されてしまいます。甘えが満たされないと、ひとは不満を感じるのです。さらに、その不満を抑圧しなければ平常心が保てなくなります。かといって、攻撃性を表現してしまうと、誰からも受け入れられなくなる。

人は誰でも自分の中に攻撃性をもっているのですが、モラルとか道徳とか「嫌われたくない」という感情によって抑圧するので、逆に、「自分が他人を害するのではないか」と、いつも恐れています。これが『加害恐怖』なのです。

 占い師たちは、こういう心理メカニズムを正しく把握することです。そうじゃないと占い師という仕事で一流の成果は出せません。もし、あながた占い師を目指しているのなら、こういう人間の本質を学ぶといいでしょう。