ぼくは若いころ「占いなんて嘘ばっかりだ」と考えていました。テレビに出ている占い師は、みんな嘘つきだと思っていました。曖昧な質問を投げかけて、誰にでも当てはまるような曖昧な質問をすると、まさに自分のことであるかのように錯覚しますよね。これを『バーナム効果』と呼びます。
たとえば、こんな感じ。
「あなたは他人から好かれたい賞賛してほしいと思っている。にもかかわらず、自己を批判する傾向にあります」
「あなたには眠っている才能をじゅうぶんに持っていますよ」
「愛想がよい時もありますが、用心深く遠慮がちな時もあるね」
「あなたの願望には、やや非現実的なものもあります」
こういった指摘をすると、女性の9割と男性の5割は『自分に当てはまっている』と感じるのです。
「自分に自信はないけれど、認められたいと願っていますね」
これは、よほどの自信家か、自己中心的でない限り、だいたい当てはまります。
「自分に対して不安になり、悩むことがあるでしょ」
誰だって不安や悩みは持っています。
「あなたは才能が眠っていてそれを活かしていないだけ」
もちろん、 誰もがそうでありたいと思っています。
世の中に出回っている占い本はこんな感じの言葉で成り立っています。当たり障りのないことをまことしやかに書いている、これが『バーナム効果』です。しかし、多くの読者は、「すごい…当たっている!」と驚愕し、信じてしまうのです。なぜなら、人間というのは多面体で、自分で自分がよくわからないからです。曖昧な言葉ならば、何を言われても、おおむね該当するのです。
バーナム効果を利用して、人を信じさせる。多くの占いがインチキなのは、心理学によって証明されています。しかし、これは占いだけではありません。商品を売る時のコピーにも、バーナム効果が活かされています。たとえば、「どんな対策をしても痩せられない方へ」とか。この「どんな対策をしても」という言葉、これがバーナム効果なんです。
対策とは言っても、
「カロリー計算をした」
「サプリを飲んでいる」
「ジムに通った」
「糖質を抜いた」
など、人によって違いますよね。このように表現を曖昧にすることで、「あ。自分のことだ!」と思わせることができます。
また、「長い間、禁煙で悩み続けているあなたへ」など。「長い間」と言っても、人によって違いますよね。わざと言葉を曖昧にすると、「自分のことを当てられている」と、錯覚させることができます。これを悪用したら詐欺です。ただし、これを知っていて、あえてバーナム効果を使わない。そういった手法を、ぼくは提案しているのです。人気占い師になるには、バーナム効果は使わないけれど、知っていることが重要です。成功の法則を知る。考えていないで、悩んでいないで法則を学んでください。ちゃんと教えますから遠慮なく質問してください。
今月25日は、マリアハウス創業.22周年でささやかなパーティを開きます。木曜日ではありますが、もしお時間があきそうなら、ちょっと遊びにきてください。こういった話をもっと深くも聞けますよ! 遡ること2001年5月25日、ぼくは31歳で会社を立ち上げました。その会社が今月、22周年を迎えるわけです。原宿ほしよみ堂の占い師たちがほぼ全員集まります。楽しい交流会になるとともに、貴重な体験ができるはずです。
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遡ること2001年5月25日、ぼくは31歳で会社を立ち上げました。その会社が今月、22周年を迎えるわけです。原宿ほしよみ堂の占い師たちがほぼ全員集まります。楽しい交流会になるとともに、貴重な体験ができるはずです。