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八卦という、シンプルな始まり

これまで、
易の考え方について
いくつか書いてきました。

時を見ること。
変化を読むこと。
シンプルに見ること。

どれも、
易を学ぶ上で
大切な姿勢です。

では、もう少し具体的な話に
入っていきたいと思います。

易とは、具体的に
何を見ているのか。

その入り口として、
今回は「八卦」の話を
します。

易の基本は、
八卦です。

八つの卦。

乾(けん)
坤(こん)
震(しん)
巽(そん)
坎(かん)
艮(ごん)
離(り)
兌(だ)

この八つです。

それぞれに、
象があります。

乾は、天。
坤は、地。
震は、雷。
巽は、風。
坎は、水。
艮は、山。
離は、火。
兌は、沢。

この八卦が、
上下に組み合わさることで、
六十四の卦ができます。

たとえば、
上に地、下に雷がある。
これが、地雷復の卦です。

上に地、下に天がある。
これが、地天泰の卦です。

このように、
八つの基本的な象が
組み合わさることで、
さまざまな状況を
表すことができるのです。

前回、
シンプルに見ることの
大切さを書きました。

八卦は、まさに
そのシンプルさの
体現です。

天、地、雷、風、
水、山、火、沢。

たった八つの象で、
世界を映し出す。

これが、
易のシンプルさです。

そして、
この八つを理解することが、
易を学ぶ
最初の一歩になります。

なぜ、
この八つの象なのか。

それは、
古代の人々が
世界を見つめる中で、

最も基本的で、
最も大切だと
捉えられた要素が、
この八つだったからです。

天は、すべてを覆う。
地は、すべてを載せる。
雷は、動きを起こす。
風は、広がっていく。
水は、流れ続ける。
山は、止まって動かない。
火は、明るく照らす。
沢は、喜びを与える。

それぞれが、
世界の在り方を
表しています。

これから、
この八卦を
一つずつ見ていきます。

それぞれの卦が
どんな象を持っているのか。

どんな性質があるのか。

どんなときに
現れるのか。

それを、
丁寧に見ていきたいと
思います。

八卦を理解することは、
易を理解することの
土台です。

急がず、
一つずつ。

次回は、
八卦の最初、
乾(天)の話から
始めます。

最後に、
一つだけ
伝えたいことがあります。

八卦を学ぶとき、
暗記しようとしないで
ください。

「乾は天、坤は地」

そう覚えることは
簡単です。

でも、
それだけでは
足りません。

天とは、
どういうものか。
地とは、
どういうものか。

それを、
感じてほしいのです。

空を見上げたとき、
「ああ、これが乾か」
と思う。

大地を踏みしめたとき、
「ああ、これが坤か」
と思う。

そうやって、
体で感じていくことが、
八卦を学ぶ
本当の意味だと
私は思います。

易は、
昔の人が残してくれた
知恵であり、
同時に、
今も生きています。

空を見れば、乾がある。
大地を踏めば、坤がある。
雷が鳴れば、震がある。

易は、
今も、ここにあります。

それを感じながら、
一つずつ、
見ていきましょう。

次回から、
八卦の旅が
始まります。