すべての人に名前がありますよね。自分の本名は、おおむね親が付けています。ということは、名前をみれば親のネーミングセンスがわかるわけです。ぼくの名前を付けたのは姓名学研究家だった亡き父です。『仁を多く加える』という意味ですが、【 タタ カロ イニ 】と、 カタカナで構成されているかなりユニークな名前です。この名前は子どもの頃からとてもお気に入りです。ぼくの父親、センスが半端ないです!
さて、人間だけでなく、すべての頃柄や物に名前がありますよね。大人になると、引っ越しを経験しますが、そのとき、どの住所を選ぶか、どんな名前の建物に住むか…また、会社に就職する場合も、その会社の名前や扱っている商品の名称には、それぞれ意があります。
生きていく上で言葉のセンスはとても大切です。売れる商品、反映する会社の名前は、とてもセンスが高いはずです。多くの人に受け入れられるためには、商品のイメージが分かる名前で、さらにインパクトがいります。が、それらのネーミングは時間をかけて練り上げられ、さらに秀逸なひらめきによって考えられているのです。
【ネーミング作成のためにキーワードを考える】
それらを組み合わせてみることも瞬間的に閃くことも、それまで見聞きした情報が頭の中の引き出しに詰め込まれているはずです。そういった意味で、ネーミングセンスを磨くには、たくさんの言葉を知っておくこと。そして、 いろいろな物にネーミングを実際につけてみる。こういうレッスンの積み重ねを軽視してはいけません。
ネーミングは、ただの呼び名ではないのです。ビジネスにおいては、時に売り上げや業績を大きく左右します。幅広い分野で、ネーミングの効果が実感できるのです。そういう意味で、ぼくは『ネーミングセンスを磨けば、現状を大きく変えられる』と考えているのです。名前は、あらゆる発展の可能性を秘めているのです。
インターネットが普及してだれでもブログが開設できる時代。毎日多くのページが誕生し、頻繁に更新する人気ブログもあれば、そのまま放置されて休眠してしまうブログもあります。その違いは、『ブログのタイトルにある』といっても過言ではないでしょう。注目度を高める言葉や多くの人が必要とする情報からキーワードを選んでタイトルとする。星の数ほどあるブログから、検索されて発見されるページへと変わることが可能なのです。
新しい商品が誕生するとき、その企画をしますよね。たくさんの企画から選ばれるのは、人を惹き付けるタイトルのはず。タイトルひとつで、『次に読み進めたい企画書』となるかどうかが決まります。そのときの企画のタイトルが、そのまま商品名として採用されることもあります。
ぼくは占い師になる前、コピーライターをかじっていました。
商品に名前をつける。
企画に名前をつける。
会社に名前をつける。
お店に名前をつける。
個人に名前をつける。
そういう仕事の依頼は、占い師になったことでさらに増えました。名付けは占術家にとってもっとも大事な仕事です。