変えられない他人と過去を手放し、未来へ進む
人は誰もで、よく悩みます。
おおよそ悩みの9割が、家族や恋人、友人や職場での人間関係だと言われています。
「彼の浮気をやめさせたい」
「父親の性格の悪さ、何とかならないか」
「子供が勉強しないでゲームばかりやってる」
「会社の上司が、いつも怒っている」
このように人はとかく身近な他人のことで悩んでしまうもの。
しかし、
「相手に変わってほしい」
と期待しても、こちらの思惑通りに変わるなんてありません。
なぜなら、その人の気持ちはその人だけのものだから。
あなたの『過去』も同様です。
育った環境や失敗、
こじれた関係など、
「なぜあのとき、こうしなかったのか」と、いつまでも悩んでしまうもの。
でも、いくら考えても過去の事実は変わりません。
変えられない他人や過去に執着するより、変えられる「自分」と「未来」に関心を向けるべきです。
自分を変えるには認知の癖に気づく
まず「自分」を変えるには、自分の「考え方」の癖に気づくこと。
無意識で選択する考え方を振り返ってみるのです。
物事を「マルかバツか」で二極化して考えている癖はありませんか?
その時の感情にとらわれ、失敗する運命と決めつけていませんか?
こうした思考を『認知のゆがみ』と呼びます。
まず、この認知に気づいて、そのゆがんだ思考のままを許さず、
「この考えは本当に合理的なのか?」と捉え直してみるのです。
「この試験に合格しなければ私の人生は負け」といった決めつけにとらわれるとかならず苦しくなってしまいます。
ひとつの試験に不合格だった、ただそれだけで、なぜ人生まで負けだと決めつけてしまうのか?
人生のルートはいくつもあるし、何度でもやり直せるはずです。
悩んでいる友だちに語り掛けるように、自分に語り掛けてみてください。
自分の認知を鍛えることの大切さ
これができるのは、友人が多い証拠です。
逆にいえば、自己の認知ができない人は友人の悩み相談に乗らなかったツケです。
おせっかいは困りますが、友人や家族の悩みに対してちゃんと向き合って生きた人は、周囲の人たちから助けてもらえます。
また、そういう人は、自分の欠点や短所などにも積極的に向き合えるものです。
悩んでいる人へのアドバイス
だから、ぼくは悩んでいる人たちのアドバイスをしてみるといい、という提案をしています。
他人をアドバイスするとき、以下の3点に重きを置きます。
- 今やっていることがそれなりにうまくいっているなら変えなくていい。
- やってみて、うまくいったことはそのまま続けていこう。
- もし、うまくいっていないなら別の方法を探す。
以上の3つです。
とてもシンプルですよね。
小さな変化が未来を変える
認知できる小さな行動を変えればかならず未来は変わります。
うまくいったことはやめないで何度も続けると、それが得意になります。
得意なことができると自信がついていきます。
この繰り返しが自我の確立を導き、自己実現が可能となるのです。
いまの方法で成果が出ないなら他の方法を試してみましょう。
変えられない他人と過去、変えられる自分と未来
「他人」と「過去」は変えられません。
変えられるのは「自分」と「未来」です。
あなた自身がよくなれば周りの人もあなたに影響され、
いつの間にかあなたが望むように変わっていくかもしれません。
さらにいうと、自分の未来がよくなれば、過去に対する後悔なども気にならなくなります。
未来をどう変えたいか考えてみよう
ぜひとも、変えられない他人と過去で悩むのをやめて、
自分の未来をどのように変えていきたいか考えてみましょう。
きっと幸せになれるし、満足できる人生になるはずです。

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