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相手の話を最後まで聴く習慣は、どうしたら身に付くのか

相手の話を最後まで聴く習慣は、どうしたら身に付くのか

相手の話を最後まで聞けていますか?

 コミュ力が高い人の特徴は「話を最後まで聞ける」という度量の深さです。あなたは、相手の話を最後まで聞けますか?相手の話を途中でさえぎり、自分の話に変えてしまった経験ありますか?あるいは、そのようなことされた記憶ないでしょうか?

相手の話題の中に関心があるワードが出ると、

「あ、それね!私も知ってる…」

という感じで、自分の話に切り替えてしまう人、とても多いのです。

本人の内心では、「共感できている自分すごい!」という感覚なのです。しかし相手の本心に共感することができていません。話を最後まで聞いていないので、相手が本当に伝えたい内容を知ることができないからです。

相手の話を最後まで聞くには

 相手の話を最後まで聞く習慣って、どうしたら身に付くのでしょうね。まず、相手を否定しないという意識を抱いでみましょう。コミュ力が高い人は、無闇に相手を否定しません。相手と話をしていると、考え方や認識そのものが異なるはずです。でも、自分の話を真っ向から否定されてしまったら相手はもう話したくなくなります。相手の話を真っ向から否定することは、家族や友人ですら許されません。とくにビジネスの現場では、絶対にやってはいけないのです。

 

 営業シーンで、仮に相手の認識が間違っていたとき、「私の説明不足でした」と切り返してから訂正するのです。これは、部下に対してもそう。

「あぁ、ごめんごねん!俺の指導が甘かったね」

という枕詞を使ってから、部下の考え違いを指摘するのです。ただし、相手を否定する際、表情が豊かであるべきなのです。コミュ力が高い人は表情が豊かなのです。雰囲気が落ち着いていて、冷静な発言ができたとしても、表情の変化がない人からは感情や本音が伝わりません。

自己開示することで、相手も心を開いてくれる

 人はコミュニケーションをとる際、

・言語情報 7%
・聴覚情報 38%
・視覚情報 55%

の割合で認識しています。

これをメラビアンの法則と言います。言語から伝わる情報は、なんと1割以下なのですよ。表情やリアクションといった、視覚的な要素から半分以上の情報を得ているのです。

 

 ということは、いかに自己開示するかにかかってきます。自己開示とは、本音を赤裸々に語ることです。相手から本心を引き出す場合、まず積極的に自己開示します。初対面の相手に自分の本心をさらけ出せる人は、ほとんどいません。だから、それを知って、本音を探り合うのではなく、まず自分から本音で話します。

 

 ただし自己開示の目的を履き違えないように。「自分の本音を話せばいい」というわけではないからです。「自分の本音を話すことで、本音を話しやすい環境をつくる」。これが目的です。

ここを分かっていないと自分ばかり話してしまって、嫌われてしまいますからね。

 

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