姓名判断は当たるのか
10月13日の夜はオフ会で、過去最多の参加者となりました。ある生徒さんから「姓名判断って当たるの?」という質問がありましたので、ちょっと書いてみます。世間には、同じ画数の人もたくさんいるし、 同じ名前の人だっていますよね。吉名なのに悪い人もいるし、凶名でも良い人もいます。結論から言うと、名前の吉・凶つまり、良い・悪いは気にしなくて良いです。
名前による影響力は、もちろんあります。それは、名前の印象から外に与える影響です。性格・性質・事故の傾向としては、ある程度参考になります。しかしながら、占い師に「悪い」と言われても悪いことが起こらないのはよくある話。行動を変えれば、未来は変わるからです。つまり、「同じ名前でも行動で変わる」というのが運勢なのです。
名前による影響はどれくらいあるか
人間には本質的に変わらない気質のようなものから、状況や考え方などで変えていける部分もあります。役割や感情コントロール、趣味や嗜好といった具合に、性格は立体的なものです。小さい頃の環境や出来事がその後の性格に強く影響します。ゆえに、ひとつの占いですべてカバーできません。
名前は基本的に両親が決めます。だから名前は、親のエゴとか願いが込められているわけです。事故にあったり病気になったり、失敗する名前というのは…あくまでも傾向として。たしかに、事故や病気のような運勢は、良いとされる姓名よりも悪い名前のほうが多いです。が、これはあくまでも傾向であって、「必ず事故する」、「絶対に事故しない」とは判断しません。
先天的な運命は四柱推命と紫微斗数で6割みて、その上に後天的な運勢が4割。住居と環境、親兄弟との相性、そこに名前がのっかるので、名前の影響は全体の1割程度でしょうね。凶画を持つと、「浮き沈みが多くて凶」、「意志が強固で吉」と書いてあります。浮き沈みが多いとどうして凶なのか?じつは凶画数でも、その変化を逆手に使えれば大成功者となります。
『意志が強固だと吉なの?』
まぁ確かに、頑固で自分勝手な面が、強く出るかも知れませんよね。でも、現実を見てください。浮き沈みの多い人生だって、必ずしも凶とはいえません。逆に意志が強固だったら、みなさん吉運でしょうか?
「繁栄間違いなしの大吉数」とか、「最後に破滅する大凶数」というのがあります。はっきり言って、これは極論です。このような結果は気にしなくていいのです。ただし、「そうならない」という意味ではないです。「そうなる人が多い」という意味です。例外なく全員がその結果になる、なんてことはありえません。奮起や叱咤激励、忠告や戒めを昔風の言い方で強調したから、断言口調になっただけです。姓名判断は、数ある占いのひとつにすぎません。名前だけで成功や失敗は決まらないのです。姓名判断は、前時代の社会観・倫理観・道徳観を背景に、占断アドバイスに加味されて伝わっています。
それに比べて四柱推命や紫微斗数は、新しい解釈がされています。姓名判断を得意とする占い師に、四柱推命や紫微斗数を重視する専門家が少ないのも事実です。
【占い師の心得、成功するためのマインドをメールマガジンで受け取る】
https://www.nakashimatakahito.com/mailmag/pc