前回のコラムで、五行についてちょっと書いたら思いのほか反響がありました。
五行とは、【木】【火】【土】【金】【水】の５つの異なる性質です。
それらのエネルギーは絶えずめぐりながら、お互いに影響をあたえて循環するという考えです。
ちなみに、木火土金水は「モク・カ・ド・ゴン・スイ」と読みます。
覚えるために「き・ひ・つ・か・み」と音読するのもおすすめです。
五行の偏りから見える性質
命式に木・火が多い人は、自己肯定感が生まれ、明るく前向きな性格になります。
音楽やダンスに興じ、読書が好きで絵心があり、頭の中は斬新なアイデアで充満します。
逆に木・火が１つもないと、華々しい世界で活躍するのは難しいでしょう。
木・火が１つもない人はだいたい職人気質で、高い技術によって評価される場合が多いです。
木が多い人は、若々しくて、たえず新しいことを望みます。
停滞や安定を求めず、つねに活動を意識して生活しようとする傾向があります。
深く考え過ぎでノイローゼになったり、自律神経をいためやすいです。
肝臓の疾患に罹ると治りづらいとされています。
火が多い人は、感情の変化が激しく、自尊心や美意識が高いため、平凡な生活を嫌います。
気が移ろいやすく、ひとつのことに集中できずに大事業を達成するのが困難な性格ともいえるでしょう。
眼の災いや心臓・血管などの病気に罹ると治りづらいとされています。
土が多い人は頑固な性質で、機敏になるか逆に横着になってしまうかどちらかです。
なぜなら土は、陰と陽【中庸】のエネルギーだからです。
ときに欲が深くなり、家族や土地の災いに巻き込まれやすい人生です。
胃腸の疾患に罹ると治りづらいとされています。
金が多い人は負けず嫌いで、自分の世界を大切にします。敵をつくりやすく、ときに攻撃的になるでしょう。
自分にも他人にも厳しく、優柔不断な人に対して過剰な反応を示します。
怪我や手術が多く、肺の疾患に罹ると治りづらいとされています。
水が多い人は、知的で愛情深くなります。ただし迷いが多く、継続性に欠けます。
ムダに深く思慮をするため、実行力のない人になりがち。
母親想いの人が多く、ときにマザコン気質になります。
腎臓や生殖器の疾患に罹ると治りづらいとされています
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