今日も、「なぜ売れない人が生まれ続けるのか」
その決定的な原因について論じます。
昨日のコラムをまだ読んでいない方は、こちらからご覧ください。
https://www.hoshiyomitaka.com/blog/cat23/post-1211.php

これは占い師に限った話ではありません。
経営者、講師、接客業など、あらゆる現場で共通しています。
結論から言います。
売れない原因は、才能でも、努力不足でも、ノウハウ不足でもありません。
人としての基本動作が崩れている。
それだけです。
1.挨拶が適切でない人
挨拶は礼儀作法ではありません。
信頼構築のスイッチです。
・相手より先に頭を下げすぎる
・タイミングがズレている
・声が小さく、相手に届かない
この時点で、相手の無意識はこう判断します。
「この人、大丈夫かな?」と、
会話の内容に入る前に、すでに減点が始まっているのです。
とくに大切なのが「感謝の言葉」。
これは最低でも三度、伝えることです。
①別れ際に直接
「今日はありがとうございました」
②翌日、スマホから
「昨日はご馳走になりました」
③数日後、お会いしたとき
「先日は楽しかったです。またお誘いください」
私はこれを21歳で学び、若くしてを手に入れました。
2.相手の目を見て話せない人
これは内気だからでも、性格の問題でもありません。
相手の目を見る行為は、「あなたと向き合います」という無言の契約です。
目を見て話せない人は、この契約を結ぶ覚悟がない。
・否定されるのが怖い
・評価されるのが怖い
・正解を探しながら話している
だから自然とこうなります。
・下を向く。
・視線が泳ぐ。
・資料や道具に目を逸らす。
すると、相手はこう感じます。
「この人、自分の言葉に責任を持っていないな」と。
質問した相手ではなく、なぜか別の人を見て返事をする。
そんな癖のある人は、実は日本人にとても多い。
その人は悪人ではなく、おおむね善良な一般人です。
本人に指摘しても、返ってくるのは決まってこの言葉です。
「え、私、そんなことしてません」
・・・つまり本人は、無自覚なのです。
3.すぐ謝る人、すぐ言い訳する人
そして決定打がこれ。
注意されると、すぐ謝る。
あるいは、すぐ言い訳する。
一見すると素直そうに見えますが、違います。
凡人は、場を収めるためにすぐ謝る。
愚者は、責任から逃げるためにすぐ言い訳する。
どちらも構造は同じ。
思考停止です。
「すみません」で終わらせたい。
「でも」「だって」で自分を守りたい。
その結果、何も改善されません。
同じ指摘が繰り返され、指導する側は疲弊するだけ。
次第に本気で指導しなくなります。
その結果、継続的に売れることがないのです。
売れる人の違い
では、「売れる人=伸びる人」はどう違うのか。
答えは明確です。
・まず現状を把握する
・謝罪ではなく、理解する
・感情ではなく、事実を見る
「申し訳ありません」より先に、
「何が起きているか」を捉える。
謝らず、言い訳せず、なぜそうなったのかを素直に伝える。
責任を引き受け、原因を短く、正確に言語化する。
そして一呼吸おいて、どうすべきかという打開策を三つ挙げる。
一つ目は安全策。
二つ目は現実策。
三つ目は挑戦策。
そのうえで、こう問います。
「この中に、最善策はありますか?」 これが、成熟した人間の所作です。
信頼は、思考の整理から生まれる
謝らないから偉いのではありません。
言い訳しないから強いのでもありません。
思考が整理されていること。
それが信頼の礎になり、人間性の厚みになり、
結果的に、売上の差になります。
占い師として売れたいなら、まず「当てる前に、人として立つ」。
少し厳しい話かもしれませんが、今日は本質をずばり書きました。
読んで「痛い…」と感じた人ほど、伸びるはずです。
「私はできている」と思ったなら、それはおそらく黄信号かもしれません。


