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占い師は、悩みという池のほとりに立つ 釣り師のようなもの

ようやくクリスマスが終わり、そろそろ年末を迎えます。
イブはワインとウィスキーだったので、昨夜は日本酒と焼酎で、自分の心を満たしました。

さて、大文字メロウさんと一緒にやっているYouTube動画ですが、

『サラリーマン・OLから占い師になる時に注意すべきこと3選』
がアップされています。
https://www.youtube.com/watch?v=S2oCEVoQA1g&t=2s

ぜひご覧いただき、高評価(いいね)とコメントをお待ちしております。


占い師という仕事の「本当の厳しさ」

今日は、占い師という仕事の本当の厳しさについて、少しシビアな話をします。

占い師の世界は、きれい事では生き残れません。
優しいだけでも、当たるだけでも、癒すだけでも足りない。
なぜなら——この仕事は、人の人生とお金を同時に扱う仕事だからです。

今日はこれを「釣り」にたとえて話したいと思います。

占い師は、池のほとりに立つ釣り師

占い師は、池のほとりに立つ釣り師のようなもの。
そこにいる魚が、悩みを抱えたお客さんです。
まず必要なのが「餌」ですね。
餌とは何かというと、それは——

・優しさ
・共感
・安心感
・否定しない姿勢
・「あなたの味方ですよ」という空気

つまり、お客さんが近づいてくる理由そのものです。
この餌をまけない占い師には、そもそも誰も寄ってきません。
だから多くの人は、まずここを磨きます。

優しくなろう。
癒せる人になろう。
受け止められる人になろう。

それ自体は、とても大切なことです。

それだけでは、食べていけない理由

けれど——それだけでは、占い師としては食べていけない。
なぜなら、釣りにはもう一つ、絶対に必要なものがあるからです。
それが、フック(針)

では、フックとは何かというと、それは——

・線を引くこと
・延長を言うこと
・お金をもらうこと
・次回を提案すること
・ときには耳の痛いことを伝えること

つまり、関係を仕事として成立させ、人生を引き上げる力です。
餌だけの釣り師は、魚を集めることはできても、一匹も釣れません。

忙しい。
感謝される。
「いい先生ですね」と言われる。

でも——月に数万円で終わる。
これが、優しいだけの占い師の現実です。

フックだけでも、続かない

逆に、フックだけの釣り師もいます。

・強く言う。
・当てにいく。
・売ろうとする。

でも、「餌」がないから、魚がそもそも寄ってこない。
これもまた、長くは続きません。
この世界で生き残るのは、たった一種類。

餌を全力でまいて、さらにフックを打つことを怖がらない人。

依存されても慌てない。
好意を向けられても動じない。
嫌われる可能性を引き受けて、
それでも延長を言い、次回を言い、線を引く。

好かれるだけで終わらせない。
ここに、占い師としての腹の据わりがあります。

好意を向けられることへの恐れ

最近、こんな人が増えました。

「ストーカーが心配」
「お客さんに好かれるのが怖い」
「重い感情を向けられてつらい」

その気持ち、もちろん分かります。
じつは、ぼくも、そう感じた時期がありましたから。

でも、ひとつだけ、はっきり言います。

お客さんが占い師に好意を抱くのは、この仕事では“日常”です。
一対一で、人生の核心を聞いて、否定せず受け止める。
好意が生まれない方が、むしろ不自然。
それを理由に、フックを打てなくなるなら、この池では釣りはできません。

プロとして残る人の条件

占い師の世界は、シビアです。
優しさも、癒しも、共感も、すべて大事。

でも——最後にものを言うのは、「フックを打つ覚悟」です。

餌だけの優しさは、甘さになる。
フックだけの強さは、雑さになる。

両方を使える人だけが、この世界でプロとして残ります。

最後に、自分への問い

もしあなたが、占い師として本気で生きるなら。

今日から、こう自分に問いかけてください。

餌をまくだけで、満足していないか。
フックを打つ覚悟を、持っているか。

その答えが、あなたの未来を決めます。


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