占いの現場を長く見ていると、必ず出会うタイプの占い師がいます。
それなのに——
- 体調を崩しやすい。
- 休みがちになる。
- 鑑定が重なると「疲れてしまった」と口にする。
一見すると不思議ですが、理由ははっきりしています。
問題は「霊感」ではなく「運用の仕方」
これは霊感の問題でも、才能の問題でもありません。
占いを「能力」として使っていて、「職業」として運用できていない。
ここが最大のポイントです。
鑑定が上手い占い師ほど、
これは確かに才能です。
しかし同時に、その才能を生身の自分に直結させたまま、使っている占い師が多い。
そうなると、
- 鑑定=感情労働
- 鑑定数=消耗量
という構造が出来上がります。
疲れる理由は「防具なしで戦っているから」
鑑定が増えれば増えるほど疲れるのは、霊感が強いからではありません。
防具を着ずに戦っているからです。
体調を崩しやすい占い師には、共通点があります。
- 相談者の不安を「自分のもの」として抱える
- 解決できないと自責する
- 鑑定後も感情を引きずる
これは優しさでも、霊性でもありません。
職業的な境界線が引けていないだけです。
境界線のない仕事は、必ず体に出ます。
これは占いに限らず、すべての対人専門職に共通しています。
「霊的な言葉」で説明してしまう危険性
体力が落ち、疲れが抜けなくなると、こう言い始めます。
「波動が重い」
「今日は視えにくい」
「霊的な影響を受けた」
これは逃げではありません。
職業運用の言語を持っていないだけなのです。
本当に必要なのは、
・鑑定モードのオンとオフ
・鑑定時間の設計
・休憩の取り方
・体力配分
こうした“仕事としての技術”を学んでいないため、体調不良を霊的な物語に変換して説明してしまう。
プロとしての前提が、まだ弱いだけです。
占いは「継続提供型の仕事」である
プロの前提は、とてもシンプルです。
鑑定が重なるのは、仕事として正常な状態。
ところが三流の占い師ほど、
鑑定が多い=無理をしている
疲れた=向いていない
と解釈してしまいます。
これは完全に、職業観の未成熟です。
占いは趣味ではありません。
一発芸でもありません。
継続提供型の仕事です。
本当に霊感が強い占い師ほど、壊れにくい
ここで重要な逆説があります。
本当に霊感が強い占い師ほど、壊れにくい仕組みを持っている。
なぜなら、このような理由があるからです。
- 鑑定モードに入る/切るが明確
- 共感は使うが、引き受けない
- 体調管理を「技術」として扱う
- 疲れる前提で仕事を設計している
鑑定後に極端に疲れ果てるのは、霊感が強い証拠ではありません。
境界線が未形成な証拠です。
才能と職業能力は、別物である
鑑定が上手いのは才能ですが、体調管理ができるのは職業能力。
占い師という仕事は、才能があっても
職業として成立しなければ、続けさせてもらえません。
占い師にとっての霊感とは、自分の体調や感情を、鑑定の主語にさせない力。
これができて、初めて占いは「職業」になります。
体調で離脱するのは、能力不足ではない
せっかく占いが上手なのに、体調で離脱してしまう人がいる。
それは能力の問題ではありません。
正しい師匠につき、正しく教えられてこなかっただけ。
この話を真正面から伝えられる人が、業界にはあまりにも少ない。
だからこそ、これは占い師にとって本当に重要な話なのです。
星読み師taka(中島多加仁)


