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人が人に好意を寄せるとき、そこにはいくつもの配色がある

 人間の悩みで男女関係は、もっとも多い問題なのです。電話占いとチャット占いは圧倒的に不倫の相談が多いです。ズルズルと続けてしまい離婚もできずに泥沼になる。感情のある人間ですから仕方ないですね。男も女も気持ちって変わるんです。いま好き同士でいても、それがいつか冷めてしまいます。

 反対に、「別れ話を切り出されて離婚する方向になったけどいつしかその話は立ち消え友だちのように仲良くなった」という夫婦もいます。逆に、「相手が戻って来たのに今度は自分の気持ちが無くなった」というひともいます。

 男女の関係は、立場が逆転することもあります。気持ちって、不思議なほどよく変わるものです。マンネリや倦怠期を避けるにはどうしたらいいでしょうか。

その答えは、ずばり【変化し続けること】です。

 自分が変わることで視点が変わります。自分が変わることで相手の見方も変わるので、相手の違った一面と出会えるようになります。すべての関係がリフレッシュされるのです。変化するためには、目標を持って過ごすこと。目標やヴィジョン、つまり夢を持って生きることです。

 そして【目の前の課題に向き合う】 【楽しいと感じることをする】【手に入れたものを楽しむ】さらにいうと不平の気持ちを捨てるんです。

 不満を感じたら、「いかん、いかん」とすぐに捨てようと意識しましょう。不満を感謝に変えるように、自分の意思で思考するのです。自分の欠点も含めて自分を大切にする。自分の長所もちゃんと知って、自分の欠点も含めて愛する。すると、 相手の心変わりにも動じなくなるんです。いずれは変わっていく、それが人の感情。

「一生この人を愛します」

という建前で縛るのが結婚制度ですからね。働き方や住む環境が流動的になった時代には、ちょっと不都合なシステムです。ゆえに、4組に1組が離婚するわけです。

「永遠の愛を誓いますか?」

いやいや永遠なんてないし、感情なんて変わる可能性が高い。もちろん『家族』になって添い遂げる素敵な夫婦もいます。そういう関係はとっても尊いですよね。みな、それを願って結婚に期待するのです。

 でも、人の気持ちって変わる。さらにいうと、「好き」の感情ってひとつじゃないのです。人が人に好意を寄せるとき、そこにはいくつもの配色がある。また、時と場合によって移り変わっていくものです。「好き」の感情にもたくさんの気持ちの要素が入り混じっています。

 妻に対する思いと恋人に対する思い。どちらも大切…というのは本人の中では矛盾していないのかもしれません。ただ不倫や浮気による苦しみは「人の気持ちは変わる」という事実を認めないから生まれるのです。

 占い師は、善とか悪という基準で物事を見ないのです。不倫が悪いとか良いとかでは見ないし、肯定も否定もしません。「人間の感情は多彩なんだよ 、その揺れの中でみんな生きているんだよ」ということを真摯に受け止めているわけです。